2012年6月14日木曜日

つまおり傘

先日、尾張津島天王祭の市江車の関係者の方が、津島屋にお立ち寄りになりました。

お話を伺ったら、稚児に使われる「つまおり傘」に宇佐美家の「紋」を入れていらっしゃった
お帰りだったそうです。

つまおり傘に紋入れをされたのは、愛知県丹羽郡扶桑町に
ある、「尾関朱傘製作所」と言われるところで、

古文書によると、嘉永5年、1572年には、初代源右衛門がが朱傘を作っていたと記録されていて、初代源右衛門は尾関家の始祖から14代目に当たられるらしく、
現在製作していらっしゃる方は31代目なのだそうです。

朱傘の朱色は、魔除け、腐敗を防ぐ色とされ、

中の押上げを飾る5色の色は、

宇宙万物の要素の、緑(木)、白(水)、紫または黒(土)、赤(火)、黄(金)の5つの徳を表しているものだそうです。

宇佐美家の紋もとても珍しいものだそうです。

天王祭は、こういうところが本物です。

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