今日は船分けが行われ、船の組み立てが始まりました。
船分けとは、
江戸時代まで、天王祭は尾張藩お抱えのお祭りで、
天王祭が近づくと、尾張の村々に、
「津島で祭をするので、各村から船を1艘出すように」
という触れが出されました。
祭りに使う船は各地から集まった船のため、状態(新旧など)に差があったため、
どの車がどの船を使うかを、くじで決めました。
服部ミドリさんの「津島祭礼図 模写」には、船の状態の違う様子もはっきり描かれています。
で、同じ鉄船になった現在でも、どの船を使うかをくじで決める行事が残っています。
だんじり船の上部屋台も、昨日船の方に引き上げられ、
代わりに「津島祭 朝宵 双幅」という掛け軸を飾らせていただいています。
これは、稲垣錦箒 いながききんそう (1894-1969)さんが、昭和32年に描かれたもので、
現在は津島神社の所有になっています。天王祭は絵になるお祭りですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿